亀田3月WBC王者と統一戦/ボクシング
亀田3月WBC王者と統一戦/ボクシング
12月21日9時57分配信 日刊スポーツ
<プロボクシング:WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦>◇20日◇東京・有明コロシアム◇観衆1万人
WBA世界ライトフライ級王者亀田興毅(20=協栄)が涙の初防衛を飾った。同級1位ファン・ランダエタ(28=ベネズエラ)との因縁の再戦で、3-0の大差判定勝ちを収めた。従来のガードを固めて突進するファイトからフットワークを使うアウトボクシングに変身。圧勝につなげた。
初防衛に成功した亀田の07年は、3月に予定する両国国技館でのWBC同級王者オマール・ニーニョ(30=メキシコ)との統一戦で始まることになりそうだ。亀田は試合後、来年の予定について「まずは3月の両国や。それから、大阪でも試合をやりたいな」と話した。地元である大阪城ホールでの試合にも積極的な姿勢を示した。
今回ライトフライ級での減量に成功しつかんだ大差判定勝ちが、大きな追い風になる。8月のランダエタ戦では、時間をかけて体重を落とす減量法が裏目に出て苦戦した。仮に今回の短時間で急激に落とす減量法でも結果が出なかった場合、亀田サイドはフライ級へ階級を上げる選択肢も視野に入れていた。ランダエタ戦に決着をつけたことで、今後の亀田は統一戦へ向けてスケジュールを整えていくことになる。