ランダエタ「パンチ出せなかった」…WBA世界ライトフライ級タイトル戦
ランダエタ「パンチ出せなかった」…WBA世界ライトフライ級タイトル戦
12月21日8時2分配信 スポーツ報知
◆プロボクシングWBA世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦 ○亀田興毅(12回 判定3-0)ファン・ランダエタ●(20日、東京・有明コロシアム) 宿敵は完敗を認めた。「あんなに走る(足を使う)とは思わなかった。前のスタイルと違っていて、よく勉強している」ランダエタは試合後、4か月間での亀田の成長ぶりを褒めちぎった。
新・亀田に面食らった。前回は細かいジャブで主導権を握った挑戦者だが「彼が走ったので、前回ダウンを奪ったようなパンチが出せなかった」と、動き回る相手にクリーンヒットはほとんどなし。「今夜は彼の勝利を祝いたい」と、2試合戦った戦友をたたえた。
驚いたのはファイトスタイルだけではない。試合後のリング上で、王者に手を取られ、高く掲げられた。「人間的にも非常に成長していた。どこの国に行ってもそうしてほしいし、これからも勝ち続けてほしい」日本中ですっかり有名人になったベネズエラ人は「チャンスがあれば、また彼と戦いたい」と、ライトフライ級での世界再挑戦を目指していく。