メガネが最も似合う著名人に贈られる「第19回 日本メガネベストドレッサー賞」の表彰式が11日、東京ビッグサイトで行われ、WBA世界ライトフライ級チャンピオンの亀田興毅がスポーツ部門で受賞した。
この日はほかにも、俳優の高橋克典さんや女優の観月ありささんが受賞。多くのマスコミ関係者、著名人を一目見ようと詰め掛けたファンで会場はごった返した。
「毎年、最もメガネが似合う人、今後メガネをかけてほしい人を、各界著名人の中から選ぶ」という同賞。過去には、プロ野球・日本ハムの新庄剛志や新日本プロレスの蝶野正洋らもスポーツ部門で受賞している。
お気に入りのサングラスに黒のニット帽をかぶって登壇した興毅は、賞状と顔が彫り込まれた特製トロフィーを受け取り、「え~っと、何を言おうかな…」と緊張した表情であいさつ。
「メガネっていうより、オレの場合はサングラスやけどな。世界チャンピオン獲った時もうれしかったけど、それに近いぐらいうれしい。中学のときから学校でもサングラスかけてたしな。だからほんまにうれしい。今日、この賞に選んでくれてありがとうございました」
9月29日のスパーリングで左まぶたを8針を縫うけがを負った。しかし、全治1カ月と診断された傷は抜糸も済み、今では見た目にほとんど分からない程度まで回復。因縁の相手、フアン・ランダエタ(ベネズエラ)との初防衛戦は、12月20日に東京・有明コロシアムで行うことが決定している。
表彰式後の囲み取材では、「今日はうれしくて緊張したな。しゃべるの得意じゃないし」と受賞の喜びを語った興毅。気になるけがの経過については、「傷はもう治りかけとる。ただ、完全にくっついてないからパンチが当たったら切れるよ」と説明した。また、テレビリポーターを通じて、ランダエタから「亀田をしゃべれないようにしてやる」との挑発を受けると、「いつでもかかってこいや」といつも通りのビッグマウスで応戦。「1回やってるからわかる。相手ならんよ。(試合が)終わったあとのみんなの反応が楽しみやで」と自信満々に試合への意気込みを語っていた。
「悪いことしたと思ってる。最高の試合をして、1年をきっちり締めたる」
10月18日の試合を楽しみにしていたファンに向かって、復活のメッセージを送った興毅。サングラスの奥の鋭い視線は、すでに12月20日のリングの上を見据え、来るべき初防衛戦へ闘志をみなぎらせていた。
■第19回 日本メガネベストドレッサー賞 全受賞者
<政界部門>
渡部恒三(民主党 最高顧問)
<経済界部門>
武田國男(武田薬品工業(株) 代表取締役 取締役会長)
<文化界部門>
なかにし礼(作家)
<スポーツ部門>
亀田興毅(WBA世界ライトフライ級チャンピオン)
<芸能界部門>
光浦靖子(タレント)
<サングラス部門>
高橋克典(俳優)
<特別賞(今後メガネをかけてほしい人)>
観月ありさ(女優・歌手)
(スポーツナビ) - 10月11日21時45分更新