ボクシングのWBA世界ライトフライ級王者・亀田興毅(19)=協栄=が10日、初めて公の場で左まぶたの傷口を公開した。カメラマンの要請にサングラスを外して応えた興毅は「近くでよう撮らんと、よう分からんで。ちっちゃい傷やからな」と、カメラのフラッシュを浴びながら笑顔をのぞかせた。
9月29日のスパーリングで左まぶたをカットし、8針の縫合手術を受けた。今月6日に抜糸したが、負傷して以来、延期会見をはじめ、興毅が公の場に一切、姿を見せなかったことから、一部週刊誌で“疑惑の負傷”と報道されていた。“疑惑の判定勝利”とたたかれた8月2日の試合に続き、再びバッシングの嵐にさらされた亀田家は、沈黙を貫いてきた。
この日、興毅は晴れて負傷の“事実”を証明し、疑惑報道を一蹴した。“浪速の闘拳”は「まぶたも順調に回復してるし、12月はランダエタをリングの端から端まで吹っ飛ばしたる。なんなら、地球の裏側のブラジルまで吹っ飛ばしたるわ」とすっきりした表情。師走決戦に向け、久々の亀田節で締めくくった。
(デイリースポーツ) - 10月11日10時54分更新