亀田3兄弟の二男“浪速の弁慶”亀田大毅(17)=協栄=が7日、和歌山・田辺市で行われた第20回弁慶祭にゲスト参加。武蔵坊弁慶の衣装で弁慶にゆかりの「闘けい神社」にも参拝した。また、弁慶生誕の地とされる田辺市ではこの日「亀田 和歌山・田辺後援会」が発足。のぼり50本を用意して大毅を歓迎した。
原点の地に戻ってきた。プロテストを控えた今年1月6日、17歳の誕生日に訪れた「闘けい神社」に再び参拝した大毅は「懐かしいなあ。帰ってきたぞって感じや」と感慨深げ。9カ月前とは全く違い、約500人のファンにもみくちゃにされる中で世界奪取への必勝祈願も行った。
弁慶祭では舞台出演や写真撮影会などで、朝から夕方まで引っ張りダコ。同祭は、昨年の5万人から大幅に増えた約7万人を動員し、大毅効果をみせた。後援会の大谷建児会長(70)も「若い活気を与えてもらいたい。世界へ行くまでバックアップしたい」と期待。大毅も後援会発足に「第2のふるさとやからうれしいな」と大感激だ。
「来年も(田辺へ)来るけど(世界で)ある程度の位置にはついていたい」と大毅。次戦は12月20日の兄、興毅の初防衛戦とのダブルメーンが濃厚だ。「きちんと(今年を)締めくくりたい。KO?もちろんや」。伝説の荒法師から受け継いだ“DNA”を爆発させ、弁慶の生まれ変わりを証明する。
(デイリースポーツ) - 10月8日10時39分更新