興毅12・20防衛戦「KOでメリクリや」
ボクシングのWBA世界ライトフライ級王者の亀田興毅(19)=協栄=の初防衛戦が12月20日に東京・有明コロシアムで行われることが5日、発表された。当初、10月18日に予定されていたが、興毅が9月下旬に左まぶたを負傷したため延期となっていた。相手は当初の予定通り同級1位のフアン・ランダエタ(ベネズエラ)で、初防衛戦となる。仕切り直しとなった因縁の対決に向けて興毅が、デイリースポーツのインタビューに現在の心境を独白した。
宿敵ランダエタとの因縁対決が12月20日に行われることが、正式決定した。場所は10月18日に用意されていた有明コロシアム。「亀田のけんか祭り」として行われ、興毅がメーンを張る。日本国民の注目が集まる世紀の一戦が、師走の有明で実現する。
当初、初防衛戦は10月18日に予定されていた。だが、9月29日の練習中に興毅が左まぶたをカットし、8針の縫合手術を受け急きょ延期となった。負傷個所が全治1カ月と診断され年内の防衛戦は厳しい状況にあったが、興毅の強い希望で12月開催にこぎつけた。
左まぶたの抜糸には10日前後かかり、医師からは20日間の加療を通達された。まぶたが完全に治癒するまで1カ月間を要するが、手術後の30日からすでに練習を開始しており、負傷個所に影響のないロードワークや筋肉トレーニングを中心に体を動かしている。
本来、12月は「亀田のけんか祭り」として2度目の防衛戦を行う予定だった。今年の亀田家の総決算として当初、二男・大毅とのダブルメーンを計画していた。それだけに12月20日は、兄弟競演となる可能性が高い。実現すれば、5月5日以来2度目の競演となる。
初防衛戦が12月に先延ばしになったことに関して父・史郎氏(41)は、「興毅はまだこれからの選手やし、焦る必要は全くない。12月にはまぶたも完治してるやろうから何の心配もない。ファンの期待に応えてくれるやろ」と愛息に大きな期待を寄せた。
(デイリースポーツ) - 10月6日11時10分更新