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亀田大毅、判定勝利でプロ6連勝!=ボクシング
“浪速乃弁慶”亀田大毅が27日、東京・後楽園ホールでWBC世界スーパーフライ級21位のバレリオ・サンチェスと試合を行い、8ラウンド判定勝利でプロ6連勝を飾った。
 WBA総会のイベントとして開催された今回の試合。会場には40人近くのWBA関係者らが観戦に訪れた。また、亀田家と親交のある東北楽天ゴールデンイーグルス・野村克也監督夫人の沙知代さんや、テレビのレポーターとして訪れた虎舞竜のボーカル・高橋ジョージさんらも応援に駆けつけ、リングサイドから熱い声援を送った。

 世界中のボクシング関係者の視線が集まろうが関係ない。京都の五条大橋をイメージした橋を渡り、お約束となった亀田トレインで入場した大毅。その表情からは、緊張の色は微塵(みじん)も感じさせない。
 KO決着を狙う大毅は、1ラウンドゴング開始とともに仕掛けていく。序盤から左の強打を連発。1ラウンド中盤には大毅の左フックがさく裂し、サンチェスが2、3度ぐらつく場面が見られたが、ダウンには至らず。その後も、大毅は積極的に左ボディを放つなど、世界ランカーを相手にパワーで圧倒し、試合を優位に進めていった。
 しかし、5ラウンド以降、キャリアに勝るサンチェスも老かいなテクニックで応戦。手数を出し、6ラウンドには大毅が目の上をカットする場面も見られた。最終ラウンド、大毅はふたたび盛り返し、ラスト30秒では猛烈なラッシュを見せ、試合終了のゴングを迎えた。

 判定は2-0で大毅の勝利。1人がドローで、2人が1ポイント差をつけるという僅差の判定となったが、クリーンヒットに勝る大毅にがい歌が上がった。
 試合後のインタビューでは、「今日は調子に乗りすぎたわ」と反省した大毅。残念ながら判定勝利のため、試合後の恒例となった歌のパフォーマンスを披露することはなかったが、「ファンの応援に感謝せな」とコメント。平日の昼間に後楽園ホールを埋め尽くした熱心なファンに感謝していた。
 また、セコンドについた長男・興毅もマイクを握り、「大毅はようがんばったやん」と弟の活躍に刺激を受けた様子で、「10月18日には絶対KOするから応援よろしく!」と自身の初防衛戦でのKO勝利を誓っていた。

■亀田大毅 プロ第6戦
9月27日(水)東京・後楽園ホール 開場13:00 第1試合開始 13:15

<メーンイベント 52.5キロ契約 8R>
○亀田大毅(協栄)
(8R 判定2-0=77-77、77-76、77-76)
●バレリオ・サンチェス(メキシコ/WBC世界スーパーフライ級21位、WBC米大陸同級チャンピオン)

<第4試合 62.5キロ契約 6R>
○加藤 健(ワタナベ)
(5R 0分55秒 TKO)
●柴野薫平(協栄札幌赤坂)

<第3試合 スーパーライト級 4R>
△武田浩佑(協栄)
(2R 2分40秒 偶然のバッティングによりドロー裁定)
△細川 繁(協栄カヌマ)

<第2試合 67.5キロ契約 6R>
○牛若丸あきべぇ(協栄/日本ウェルター級2位)
(1R 2分31秒 KO)
●キム・チャンジョン(韓国/韓国スーパーライト級2位)

<第1試合 48.2キロ契約 4R>
○田口良一(ワタナベ)
(3R 1分40秒 TKO)
●紺谷陽広(協栄カヌマ)
(スポーツナビ) - 9月27日19時5分更新