ボクシングのWBA東京総会が25日、東京ドームホテルで開催され、WBAヒルベルト・メンドサ会長が8月2日の亀田興毅-ランダエタ戦に関して初めて言及した。ビデオで試合を見たというメンドサ会長は、興毅の判定勝ちを明言した。10月18日の因縁の再戦が注目を集める中でのWBA会長の“勝者コール”。メンドサ会長の太鼓判をもらった亀田興毅(19)=協栄=は、KOでの初防衛を誓った。
総会後、会見に臨んだメンドサ会長は慎重に言葉を選びながら語った。8月2日の試合に関してまず「2人が力を出し切ったいい試合だった」と前置きした上で「亀田、ランダエタどちらが勝ってもいい内容だったが、私は判定を信じる」と結果通り亀田の判定勝ちを支持した。
8月2日の試合後は、ベネズエラの日本大使館にランダエタにあてた激励のメールが相次いだ。日本大使館から報告を受けたというメンドサ会長は「日本国民の温かい思いを知りました。亀田とランダエタが再戦して決着をつければいい」と会長として率直な思いを吐露した。
メンドサ会長とは、昨年のWBA韓国総会以来2度目の対面の興毅はパーティー会場でがっちり握手。「会長はスペイン語やったから、何を言ってるのかあまり分からなかったけど“頑張れ”いうことやろ。俺も何を言っていいか分からんかったけど光栄なことやな」と敬意を表した。
8月2日の判定に関して不本意なバッシングを受けたが、メンドサ会長の一言ですべてが一掃された。「減量はいつも通りに順調にいってる。今日もすしとか肉をいっぱい食べたからな。ランダエタ戦?豪快にKOするだけ。それ以外何もないやろ」。“浪速の闘拳”が10・18因縁決戦で真の王者を証明する。
(デイリースポーツ) - 9月26日10時49分更新