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亀田親父、番組のガチンコ舌戦で「オモテでるか?」
「世間の迷惑かけなきゃいい」

“疑惑の判定”で、日本中でバッシングの嵐にあっているWBA世界ライトフライ級王者、亀田興毅選手(19)の父・史郎さん(41)が7日午前、テレビ朝日の「スーパーモーニング」に生出演。亀田の態度などに批判的な発言をしてきた漫画家のやくみつるさん(47)=写真左、判定に疑問を呈してきた元世界王者のガッツ石松さん(57)=同下=と徹底討論。怒号飛び交うガチンコ対決となった。

 「あれ(パフォーマンス)は性格上だから。このスタイルを崩すつもりはない。青春時代なんだからいいじゃないか。悪いこととしても、世間の迷惑をかけなきゃいいじゃないか」。黒いスーツ姿で大きく足を組んだ姿勢で、史郎さんは吠えた。

 これに対し、やくさんは「息子がどういう風に挑発してるか分からせるため」として、サングラスにごついネックレス、胸をはだけたシャツ姿で登場。「これでカメをしばっとき」と、凧糸を手渡す“パフォーマンス”を見せると、史郎さんが切れた。

 「オレは話し合いにきたんや!! ケンカやったらいつでもやるで!! オモテ(スタジオの外)でるか?」と腰を浮かす場面も。



 その後も、やくさんが続けて「オッサンの教育のためにやってきた」「まずは口のきき方を教えてやった方がいい」「安っぽいメロドラマを見せないでほしい」などと発言。

 すかさず史郎さんは、「アンタはしゃべらんでええ!! 見たくなければ見んでええ!! アンタがやってることは子供のやること」と、まくしたてた。

 一方、「試合は勝ってはいない。ドローで良かった」と話すガッツさんには、「しんどい練習して世界チャンピオンになったんや。ガッツさんも分かるやろ? なぜ、そんなことを言うんや?」と、真っ向から勝負を挑んだ史郎さん。

 対照的に、終始冷静な態度を保っていたガッツさんは、「試合をがんばっていたのは十分わかる。パフォーマンスも必要。やってもいい。全然かまわない」とやんわり。



 ガッツさんが「親が相手を挑発しちゃダメ」と苦言を呈すると、「興毅と、一緒に戦っているから自然に出ちゃうんや。それがオレらのスタイル。認めてくれる人が認めてくれればいい」と自論を押し通した。

 「好かれるために来たわけやない。嫌ならいやでもええ」と主張していた史郎さんは、最後にアナウンサーから「次回もまた直接言いたいことがあればぜひ連絡ください」と声をかけられると、「もうエエわ!!」と言い放ち、スタジオをあとにした。

 ガッツ石松さんは、亀田の判定による世界王座決定についてスポーツ紙などで「40年間ボクシングにかかわってきたが、これほど失望させられたことはない」とし、「私の採点では7ポイント差でランダエタの勝利だった」「こういう内容で勝つのは本人のためにもならない」と批判的な立場だった。

 また、やくみつるさんも「亀田選手は押されていて、負け試合だと思った」「最後まで安いドラマを見せられた感じがする」と、ホームデシジョンによる勝利に苦言を呈してきた。