ボクシング界のホープとして知られる「亀田3兄弟」の二男、亀田大毅(協栄)は20日、横浜文化体育館で行われた8回戦でウィド・パエス(インドネシア)に1回1分45秒でKO勝ちした。亀田大の戦績はこれで5戦5勝(4KO)となった。
パエスはインドネシアの国内フライ級王者。17歳の亀田大は開始直後からガードを固めて前進し、左フックなどで2度のダウンを奪った。3兄弟の長男で世界ボクシング協会(WBA)ライトフライ級王者の興毅(協栄)がセコンドを務めた。
≪得意な歌2曲を披露≫大毅はパエスのジャブも意に介さず前進し、第1ラウンドに強烈な左フックで1度目のダウン。ふらつきながら立ち上がった相手に駆け寄って連打を浴びせあっさりKOした。
シューズとトランクスを金色でそろえ、試合後は金色のマイクで得意の歌を2曲披露。「最近おれ、強いわ」と言うと、3800人のファンで埋まった会場から歓声が飛んだ。勢いづく17歳は「おれのパンチは宇宙一やな。KOはうれしいよ」とご満悦だった。
[ 2006年08月20日 20:27 速報記事 ]