日本漫画界の巨匠、手塚治虫の原作を映像化した映画『どろろ』(塩田明彦監督 2007年1月公開)の特別試写会が11月27日(月)、都内で行われ主演の柴咲コウ、妻夫木聡らが舞台挨拶に駆けつけた。 「正義・勇気・希望」をテーマに描かれた今作。原作発表から40年、壮絶なシーンや乱世を舞台にした壮大なスケールがゆえに、これまで“映像化不可能"とされてきたが、かつてTBS系ドラマ『オレンジデイズ』で共演した柴咲、妻夫木という豪華な主役で、見事スクリーンの前に蘇る。
今回が初のアクション作品となった柴咲は「ぶっきらぼうな性格の主人公は、演技していても違和感がありませんでしたね」と挨拶。
また、隣で彼女の話を聞きながら笑顔を浮かべていた妻夫木も「(柴咲は)集中力のある人。想像以上のものを演じてられて、こっちも本当に楽しかったです!」と、仲の良い2人ならではのコメントが飛び出した。
また、柴咲は昨今報道されている自殺に関するニュースを引き合いに出して「演じていて、“生と死"は近いものだと感じました。最近、悲しいニュースが多いですが、生きることを全うするという映画のテーマを少しでも感じて欲しいですね」とメッセージを残した。
そのほか、瑛太、土屋アンナら個性的な若手役者陣が顔を揃える今作。スケールの大きい秀作として期待されている。
(オリコン) - 11月28日6時30分更新