話題の超大作『どろろ』の完成披露試写会が、東京国際フォーラム ホールにて行われ、主演の妻夫木聡、柴咲コウ、共演した瑛太、土屋アンナ、塩田明彦監督、アクションを監修したチン・シウトンが登壇した。
ストーリー同様、プライベートでも親密だとうわさされる妻夫木と柴咲がそろって登壇とあって、その発言に注目が集まったが、この日は、映画の舞台あいさつということで、交際についてはノーコメント。舞台上での2人は、微妙な距離を保ちながら、完成したての主演作を語っていた。
妻夫木は「脚本がすごく面白かったので、撮影前からワクワクしていた。それが今では懐かしい」と完成までに約1年を要した大作についてコメント。ドラマ「オレンジデイズ」以来の共演となった柴咲については、「コウちゃんは、本当に集中力がある人。脚本の段階で、僕の中で膨らんでいた“どろろ”のイメージを越えるものを現場で見せてくれた」と振り返った。
一方、ニュージーランドでの長期ロケについて「最初は、正直、大丈夫かなと思っていたけど、逆に(海外に)行きっぱなしで、映画に集中できた」と柴咲。司会者から「いつもとは違うイメージの役柄ですね」と聞かれると、「一体、どういったイメージを抱かれているのか、あまりよく把握してないんですけど……まぁ、そんないい印象ではないでしょうけど(苦笑)」といつものマイペースを崩さず、ひょうひょうと質問に答えていた。
映像化不可能といわれた手塚治虫の傑作まんがを原作にした同作は、妻夫木演じる“百鬼丸”が、奪われた自分の肉体を取り戻す旅に出るというVFX時代劇。柴咲演じる盗人“どろろ”がその旅に同行し、相棒としてきずなを深めてゆく物語だ。
『どろろ』は、2007年1月27日より全国ロードショー
『どろろ』オフィシャルサイトhttp://www.dororo.jp/
(シネマトゥデイ) - 11月28日17時16分更新