“KOの亀田”で視聴率40%や!
12月22日6時6分配信 スポーツニッポン
初防衛に成功したWBA世界ライトフライ級王者の亀田興毅(20=協栄)が防衛戦から一夜明けた21日、東京・赤坂のTBSで会見。来年3月に東京・両国国技館で予定している次戦で、モットーの“亀田とKOはセット”を復活させると宣言した。この日、ランダエタ戦の視聴率が発表され平均30・1%、瞬間最高38・4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。どん欲な浪速の闘拳は、豪快なKOで40%超えを目指す。
ランダエタとの再戦を明確な勝利でものにした興毅は、次兄の大毅(17)とともに早朝からテレビ番組をはしご。TBSテレビ「みのもんたの朝ズバッ!」を皮切りに夕方までに民放3局で計5番組に出演した。
「眠たいけど、気分いいな。前回は試合内容に納得いかんかったから」。この日、発表された試合の視聴率は前回の平均42・4%、瞬間最高52・9%には及ばず、興毅の試合中継では歴代3位の数字となった。それでも平均15%を超えればもてはやされる時代だけに「前回が異常なだけや。(今回の)30・1%でもありえへんで」と一応は納得した表情。とはいえ、自己記録更新とはならなかっただけに、決して満足はできない。
来年の初戦は“亀田場所”と銘打って3月に東京・両国国技館を予定している。もちろん、ここでも視聴率の自己記録更新を狙う。2戦連続で判定決着が続いているが「次の試合は派手にKOさせてもらうよ。07年の出だしやし。バチバチ行くよ」と、モットーの「亀田とKOはセット」を復活させることを約束。浮上しているWBC王者との2団体統一戦が実現すれば日本人初となるだけに、さらに注目度は高まる。平均40%の大台復帰、さらにそれ以上も十分狙える舞台が整う。
興毅も「いいよ。(WBCの)緑のベルトも欲しいしな。両肩に(WBAと)2本のベルトをガッと掛けたらかっこええな」とあらためてビッグマッチに意欲。来年もスポーツ界の“視聴率男”として君臨する。
≪有馬本命はディープ≫競馬好きの興毅が、有馬記念の本命にディープインパクトを推した。昨年の有馬記念前には栗東トレセンまで足を運び激励したが、結果は惜しくも2着。これが現役最後のレースとなるだけに「オレとディープは兄弟分やから。勝ってもらわんとな」とエールを送った。