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ランダエタ 僕のパンチがプレゼント
ランダエタ 僕のパンチがプレゼント
12月20日11時6分配信 デイリースポーツ


 ボクシングWBA世界Lフライ級王座戦12回戦(12月20日、有明コロシアム)、“日本一有名なベネズエラ人”がリベンジマッチへ燃える。ランダエタは19日、都内で行われた前日計量をリミットいっぱいの48・9キロで一発クリア。亀田興毅と顔を合わせないように厳戒態勢がとられた中での計量会場で、予想された“返礼”こそなかったが、挑戦者は「亀田はすごく細くなっていて、死にそうだった」と“口撃”。世論の後押しを受ける日本の国民的ヒーローは「僕のパンチがプレゼント」と、王座奪取を誓った。
 計量会場は物々しい雰囲気に包まれた。はかりを境に鉄柵が立ち、JBC関係者が万一の事態に備えて立ちはだかる。8月の初対戦でランダエタから紙おむつを渡された興毅が激怒し、乱闘寸前になった経緯から取られた措置だが、ランダエタは「前回と同じで落ち着いている。コンディションは200%」と余裕の表情を見せた。
 不敵な笑みや挑発的な物言いも、4カ月前と同じだ。「亀田は前回より細くなってた。死にそうだと思った」と“口撃”すると「自分は試合当日に56キロまで戻す」と、約7キロの大量リバウンドを予告。調印式で興毅が「(12ラウンド)36分間、立っとけよ」とKOにこだわらず、ひたすらメッタ打ちすることを予告したことには「彼がそれ(36分間)には耐えられない。倒すイメージはできている」と逆にKO決着を宣言した。
 前回はベネズエラからわざわざ紙おむつを持参してきた挑戦者。今回はプレゼントを持参してこなかったが、逆に興毅から“ソン・スンホン・グッズ”を渡された。
 ランダエタは「開けてないから中身は知らない」と屈辱的な“プレゼント”には苦々しげだが「僕からは試合で(パンチを)渡すよ。彼から渡して欲しいのはベルトだけ」とお返し。8月の試合はベネズエラでも大きく報じられ、今回も録画中継が決まっている。負けられない1戦に、挑戦者の闘志も最高潮だった。