【BOX】興毅、3月の次戦を統一戦に…ランダエタにKO勝ちが条件
12月18日8時1分配信 サンケイスポーツ
20日の世界戦で初防衛を狙うWBA世界Lフライ級王者・亀田興毅(20)=協栄=が、3月に東京・両国国技館で予定している次戦を、WBC同級王者との統一戦とする構想を固めたことが17日、明らかになった。フアン・ランダエタ(28)=ベネズエラ=にKO勝ちすることが条件で、実現すれば日本ジム所属王者として初の両団体統一戦となる。〔写真:ランダエタ戦へ準備に余念のない亀田。怨敵をKOし、世界統一や!!〕
来年3月に「亀田場所」として国技館で亀田の次戦を行う計画は、5日に父の史郎トレーナー(41)が明らかにしていた。史郎さんは来年中に統一戦を行う構想も明かしてしたが、ランダエタにKO勝ちすることを前提条件に、この計画を来春に前倒ししようというわけだ。
亀田がLフライ級で戦う際の、最大の懸念材料が減量だ。今回はジムの先輩の元WBA世界Sフライ級王者・鬼塚勝也氏(36)のアドバイスをもとに、試合直前に一気に落とす減量法を試す。KO勝ちという結果が出れば、この方法が合っていたという証明にもなり、Lフライ級で戦う不安が解消されることから、早期の転級の必要はなくなる。
WBC王者は、11月18日に初防衛を果たしたオマール・ニーニョ・ロメロ(30)=メキシコ。だがニーニョは、米ラスベガスで行われたこの試合のドーピング(禁止薬物使用)検査で興奮剤のメタンフェタミンに陽性反応を示し、1月にネバダ州コミッションの聴聞会を受ける。事態は流動的な部分もあるが、実現すれば日本ばかりか世界も注目する超ビッグファイトとなることは間違いない。