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【BOX】興毅、鬼塚流減量法でランダエタぶっ倒す!
【BOX】興毅、鬼塚流減量法でランダエタぶっ倒す!
12月16日8時1分配信 サンケイスポーツ


 初防衛を目指す王者・亀田興毅(20)が15日、新たな減量法で因縁の相手を迎え撃つことを決めた。名付けて「-1.5キロ、+3キロ作戦」。前回対戦時は、減量に慎重になりすぎてパワー不足に陥った反省から、今回は元WBA世界Sフライ級王者・鬼塚勝也氏(36)=スパンキーKジム会長=のアドバイスを取り入れ、体重を一気に落とす方法を採用。計量直前に1.5キロ落とし、翌日の試合までに3キロを復元させる“瞬間減量”で臨む。

 これが、完全決着への究極の秘策だ。ウエートを急激に落として、一気に戻す。微妙な採点結果で再戦となったフアン・ランダエタ(28)をKOで退ける“闘拳流方程式”が完成した。「-(マイナス)1.5キロ、+(プラス)3キロ作戦」だ。

 亀田が戦場とするLフライ級のリミットは体重48.9キロ。亀田のふだんのウエート、約54キロを計量前日の18日までに50.5キロ前後とし、19日の計量当日までに一気に1.5キロを落とす。その方法は、遠赤外線効果でサウナ以上にたっぷり汗が出る岩盤浴。計量をパスした後の食事は、恒例のステーキのほか、父・史郎トレーナー(41)自慢のちゃんこなどを胃袋へおさめる。目標はプラス3キロ。約53キロまで復元させて、3階級上のバンタム級(52.2キロ~53.5キロ)で当日のリングに立つ青写真だ。「リングに上がるときは(ベストの)52.5キロぐらいがええんとちゃうかな」と史郎さんは計算する。

 前回の亀田は長期間をかけて、ゆるやかに体重を落とした。だが、その影響で胃袋が小さくなり、計量後の食事量も少なく、翌日の試合時は51キロ程度。ランダエタは55キロでリングに上がったといわれ、持ち前のパワーを生かせなかった。

 そこで今回は、協栄ジムの先輩にあたる、元世界王者・鬼塚氏の減量法を採用した。王座獲得後の8月上旬に、亀田担当の篠田誠司トレーナー(27)を通じてアドバイスを受けた。鬼塚氏のノウハウはリミットより4キロほど重い体重をキープし、残り1週間で一気に落とすやり方。これを参考に、パワー回復に重点を置いた。

 「うまくいったら、ランダエタはベネズエラまで吹っ飛ぶよ」。都内の専用合宿所で減量の最終段階にある亀田も、新減量法を信じて疑わない。有無を言わさないKOで、勝負を決める。