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興毅 ランダエタに「酔拳」で勝つ
17日に20歳の誕生日を迎えたボクシングのWBA世界ライトフライ級王者・亀田興毅(協栄)が「酔拳」で初防衛戦に臨む。この日夜に都内ホテルで誕生日パーティーが開かれたが、初防衛戦へ向けてのスタイルを「酔拳」と命名。ジャッキー・チェン主演の少林寺拳法映画「酔拳」を模倣した変幻自在のスタイルで、ランダエタとの因縁対決に終止符を打つ。
 記念すべき20歳の誕生日パーティーで、約100人の出席者を前に興毅は力強く誓った。「12月20日はKOで勝ちます」。いつものビッグマウスは封印し、短い言葉の中に思いを込めた。「KO防衛」。これが興毅の20歳の誓いだ。
 初防衛戦のテーマは「脱ケンカボクシング」。これまでのファイタースタイルから脱却し、フットワークを織り交ぜた万能タイプを目指している。打たせずに打つ王者のボクシング。このニュースタイルを興毅は「酔拳」と表現した。
 「酔拳」は興毅が好きな映画のタイトルで、ジャッキー・チェンふんする格闘家が酒を飲みながら繰り出す拳法でもある。実際は飲酒しないが、飲酒が許される20歳になったことから、これらをひっかけて「酔拳」と命名した。
 「俺も20歳になったからオヤジの仲間入りや。ちょいワルオヤジやな。俺は酒は飲まへんけど、次は酔拳でいくよ。新しいスタイルを見せたるよ」。新たに生まれ変わった“闘拳”が、変幻自在にランダエタをほんろうする。
(デイリースポーツ) - 11月18日10時43分更新