ユービーアイソフトが任天堂の新型ゲーム機「Wii」と同時発売でリリースする新作アクション「レッドスティール」。一足先に発売された北米では人気を集めており、日本でも“任天堂機向け”の中では異色の作品として注目されている。
今回、レッドスティールのイメージキャラクタとしてプロモーションムービーなどに出演、記者発表会にも登場した俳優の松田龍平氏に、レッドスティールの印象などを聞いた。松田氏は、ヘビーなーゲームファンとして知られているが、その彼はWiiとレッドスティールをどう見たのだろうか。
Q:オファーがきたときのレッドスティールの印象はどうでした?
「剣と銃の出てくるガン・シューティングと聞いていたので、それがWiiの特殊なコントローラーとどう結びつくのかが想像できなくて楽しみでしたね。とにかく早くやってみたいって感じで」
Q:実際にさわってみて、すんなりプレイできましたか?
「やりやすかったですね。ヌンチャクコントローラを使うっていうのがどうかなと思ったんですけど。敵を倒すと自動で進んでいくスタイルのガン・シューティングと違って、移動したり隠れたりしながら撃つっていうのはいいですね。こういう感じだったらプレイしやすいなと」
Q:12月2日にはWiiが発売になりますが、松田さんご自身のWiiのご予定は?
「Wiiはとても欲しくて。でも、買えるかなぁ?」
Q:発表会のステージ上では対戦を堪能されてたようですが、ご自宅にお友達を呼んでレッドスティールの対戦を遊ぼうとか考えられてますか?
「ええ。オンラインがなかった頃から対戦は好きだったので。画面4分割とか、テレビ2台にゲーム機2台で8人対戦とか、もう楽しくて。今回はWiiコンでやるっていうのが面白そうですよね」
Q:これまでの大味な印象の海外ゲームと違って、レッドスティールは「変な日本」といいつつもけっこう細かいゲームになっていると思うのですが、松田さんはどういった印象をお持ちになりました?
「確かに海外のゲームは大ざっぱなところがあって、サウンドが変えられなかったりとか、ちょっとした工夫が足りなかったりしますよね。でも、レッドスティールはロードのメニューなんかにしても、Wiiコンを使っての工夫されたメニューになってて、楽しいんですよ。でも、ゲームとしては日本人のはずなのに日本語がカタコトだったりとか、会話とかもほとんど英語なんだけど、たまに日本語が出てくるとちょっと笑えるというか。東京湾が『これ東京湾じゃないでしょ!?』っていう感じだったりとか、そういうところが逆にストレートで、外国人が見た『ザ・ニッポン』みたいで、すごくわかりやすい(笑) これはこれで、そういうものとして楽しめるなあと」
Q:プロモーション映像をレッドスティール公式サイトで拝見しましたが、二刀流の感想はいかがでしたか?
「映画の中の殺陣とはもちろん違いますけどね(笑) 刀を思い切り振っていると隙ができて攻撃されちゃうんで、敵が強いときには映画みたいに大きいアクションとかできなくて、こう(と手首をくいくい動かす仕草をしながら)小さく斬って斬って、みたいな感じで(笑)。 一対一のシステムは真剣勝負みたいで面白かったですよ。敵の攻撃を避けて斬る、一撃必殺みたいな感じがいい」
Q:松田さんはデビューが(大島渚監督の)「御法度」だったからか、剣モノのゲームというと松田さん、という流れができつつあるような気もします。
「そうですか? そうですね、いずれはゲームの中に敵役とかで出てみたいですね。化け物に変身したりして。最終的に何がなんだか分からないみたいのが面白そうですよね」
Q:主人公じゃなくて?
「主人公は絶対やりたくない(笑) 敵の中ボスとかがいいかな」
Q:中ボスですか!? その暁には、またぜひインタビューさせてください(笑) ありがとうございました。
(RBB TODAY) - 12月1日16時10分更新