SHINJO劇場の第2章が開幕した。日本一を花道に引退した日本ハム・新庄剛志外野手(34)が16日、都内で自身がデザインしたゲルマニウムブレスレット(1個10万5000円、遊気創健美倶楽部社製)を公開。引退会見の先月27日以来、20日ぶりの公の場で新庄節をさく裂させた。
「気持ちいいですね。気持ちよかばい!」
テレビカメラは固定だけで15台。フラッシュの雨にほおが緩む。「肩書?プー(タロー)。就職活動中ですから。今はデザイナー・ツーくんですかね」。第2の人生を模索中の新庄が初めて着手した本格的活動がデザイナー。「出合わなければ1年前に引退していた」と、足、ひじ、腰の痛みがゲルマニウムブレスレットをはめたら和らいだことに感激し、自らデザインしたくなったという。
デザイン業は高校時代からのあこがれ。「どこかの球団のユニホームを作ってみたりとか。メチャクチャカッコいいものを作る自信があります」とアピールすると、伝え聞いた日本ハムの島田チーム統括本部長は「デザインを見てからだね」と検討の余地?を示した。
“SHINJO”“新庄劇場”が流行語大賞にノミネートされていることには「トレイ(ヒルマン監督)が獲ってくれたらうれしい。シンジラレナーイ」と物まねで、残留会見を行った指揮官にエール。今後は「来年のドラフトに掛かっていたりしてね。ドラフト6位くらいで」。夢の大きさは野球少年の頃と変わらない。
(スポーツニッポン) - 11月17日6時4分更新