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オリックス 谷と巨人の2選手との交換トレードが成立
オリックスの谷佳知外野手(33)と鴨志田貴司投手(22)、長田昌浩内野手(22)の1対2による交換トレードが7日成立し、両球団から発表された。
 同日、神戸市内のホテルで会見した谷は、「10年間やらせていただき、球団には感謝している」と落ち着いた表情で語り、新天地となる巨人について「勝ち続けなければならない宿命のチーム。それに向けて努力していくしかない」と話した。トレードは「昨日(6日)の昼、初めて聞いた」と明かし、「野球人として受け止めるしかない。新天地で野球が出来ることをプラスに考えたい」と複雑な胸中を語った。
 また、柔道女子のシドニー、アテネ両五輪金メダリストの亮子夫人(旧姓・田村)には「『早く新しい空気に慣れて、優勝に貢献して欲しい』と言われた」といい、「いつも応援してくれる家族と一緒に(東京に)行くつもりだ」とも話した。
 会見に同席した小泉隆司球団社長は、今回のトレードについて「巨人軍は谷選手の実績を重視し、オリックスは若い選手の将来に期待した。双方の狙いが実現したトレードだった」と話した。
 谷は97年、ドラフト2位で三菱自動車岡崎からオリックスに入団。走攻守3拍子そろった外野手として活躍。01年から4年連続で打率3割以上をマークし、02年に盗塁王、03年には最多安打のタイトルを獲得。最近はけがに苦しみ、今季は118試合の出場で、打率2割6分7厘、6本塁打、30打点と不振だった。通算打率は2割9分9厘、本塁打97本、144盗塁。ベストナインを5度、ゴールデングラブ賞を4度獲得している。
 ▽オリックス・コリンズ監督 谷選手とプレーできないのは残念だが、このトレードがチームにとって、いい方向に向かってくれればいい。
(毎日新聞) - 11月8日10時5分更新