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【第19回東京国際映画祭】会見場の記者も号泣! 新大久保駅で亡くなった韓国人青年の真実
2001年、JR新大久保駅で実際に起きた人身事故に焦点を当てた真実の物語が、日韓合作映画として完成した。ホームに落ちた男性を助けようとして命を落とした韓国人青年を主人公に、夢と愛に生きた彼の26年間をつづった感動作だ。特別招待作品として上映され、記者会見と舞台あいさつに、花堂純次監督を始め、イ・ソンテ、マーキー、金子貴俊のほか、主題歌を担当した槙原敬之が登壇した。さらに、特別ゲストとして亡くなられたイ・スヒョンさんのご両親が韓国から駆けつけた。

 イ・スヒョンさんの行動に感銘を受けた花堂監督は、イ・スヒョンさんのご両親に映画化の企画を持ち込むが、なかなか承諾してもらえず、1年以上のも間熱心に説得にあたったという。スタッフ・キャストの全員が、イ・スヒョンさんへの敬意を込めて作り、その仕上がりにご両親も「すてきな映画に仕上がっていて感動しました」と満足げな表情を見せた。さらに「息子には夢の中ででもいいから会いたいと思うほどです……。息子を愛してくださる皆さんに感謝します」と涙で言葉を詰まらせながらコメントする姿に、もらい泣きする観客や取材陣が続出した。

 会見前の舞台あいさつでは、本作の主題歌「光~あなたを忘れない~」を歌う槙原敬之が登場し、ミニ・コンサートを開催した。「曲を作っているうちに、イ・スヒョンさんと友だちになったような気がしました」と語り、心を込めて歌う槙原の歌声が会場中に響き渡った。

『あなたを忘れない』は2007年1月27日より全国公開。
『あなたを忘れない』オフィシャルサイトhttp://www.korea-japan.jp/movie/
(シネマトゥデイ) - 10月27日17時46分更新