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亀田「挑発は何とも思わん」=世界戦予備検診&会見
亀田「挑発は何とも思わん」=世界戦予備検診&会見
12月16日19時31分配信 スポーツナビ

 12月20日「亀田のけんか祭り」(東京・有明コロシアム)で行われるWBAライトフライ級タイトルマッチに向け、王者・亀田興毅と、挑戦者のフアン・ランダエタ(ベネズエラ/同級1位)の予備検診が16日、都内の慈恵医大附属病院で行われた。両選手とも「コンディションは最高」と順調な仕上がりを見せる中、亀田はランダエタからの挑発的な発言にも「何とも思わん、勝手に言っとったらいい」と笑い飛ばす落ち着きぶりを見せていた。

 この日の検診と記者会見は時間差をつけて別々に行われた。初めに検診を受けたのはランダエタだ。約50人の報道陣が見守る中、血圧測定や、問診、瞳孔(どうこう)反射と、メディカルチェックを受けた。ランダエタは前回亀田と対戦した8月の試合前と比べると体に大きな変化はなかったものの、右の視力が2.0から1.0へと低下していた。これについてランダエタは「前回と比べて視力測定の距離が遠くて見えにくかっただけだ。心配はない」と視力ダウンを否定した。現在の体重は、ライトフライ級のリミット(48.9kg)ギリギリの48kg台まで落としたというが、前日計量後には「もう少し食べようかと思っている。試合当日には56kg以上に増やしたい」と語った。
 また、一部週刊誌などでランダエタが、亀田と父親の史郎トレーナーに対して挑発的な発言をしたことが報じられたことについて、ランダエタは「挑発をしているのは亀田のほうだ。私は亀田と彼の父親にまじめでいてほしいという意味の発言をしただけで失礼なことは言っていない」と否定。それでも、亀田に対するメッセージとして「いい調子でリングに上がってほしい。きっと彼もボクがチャンピオンになると思ってるでしょう」と、自信たっぷりに言い残し、病院を後にした。

 その約5分後、今度は亀田が姿を現した。検診では上半身裸になり、絞り込んだ肉体を披露。亀田も前回対戦時に比べて胸囲が若干小さくなったが、それ以外で大きな体の変化・異常は見られなかった。懸念されている減量に関しても「今朝は納豆とご飯を食べてきた。調子はええよ」と、順調ぶりをアピールする。亀田はランダエタの一連の挑発記事について「何とも思わんけどな。別に勝手に言っとったらいいやんけ」と、いたってクールな反応。「とりあえず試合が始まったら分かるよ」と、多くは語らずこちらも内に秘めた絶対の自信を示した。「疑惑の判定」と騒がれた前回の対戦以降、さまざまなバッシングを受け続けたこの4カ月間、亀田は「常に頭にあるのは次の試合のことだけや」と、周囲の雑音を振り払うかのように集中して練習に打ち込んできたという。4日後に迫った試合では、その成果と、チャンピオンとしてのプライド、意地、力をすべてぶつけるだけだ。闘志を内に秘めた“浪速の闘拳”は今はまだ静かに決戦に備えている。

両選手の検診データは以下の通り。
■亀田興毅
身長 165.9センチ
頚囲 37.0センチ
胸囲 91.5センチ
視力 右1.5 左1.5
上肢リーチ 170センチ
ナックル 右25.5センチ 左25.5センチ

■フアン・ランダエタ
身長 163.7センチ
頚囲 36.5センチ
胸囲 84.5センチ
視力 右1.0 左2.0
上肢リーチ 168センチ
ナックル 右25.0センチ 左24.5センチ

■「亀田のけんか祭り」

12月20日 東京・有明コロシアム 開場16:00 開始17:00

<WBA世界ライトフライ級タイトルマッチ 12R>
[王者]亀田興毅(協栄ジム)
[挑戦者]フアン・ランダエタ(ベネズエラ/同級1位)

<亀田大毅プロ第7戦>
亀田大毅(協栄ジム)
モハマド・サディック(インドネシアライトフライ級4位)