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立ち見客も出た号泣映画! 市原隼人が小西との濃厚ラブシーンで大人の男性に!
 100万部を売り上げた村山由佳の原作「天使の卵 エンジェルス・エッグ」が映画化され、主演の3人である小西真奈美、市原隼人、沢尻エリカが初日舞台あいさつに3人そろって現れた。

 いま、もっともホットな3人がそろって登壇するというだけに会場は大盛り上がり。立ち見客も出ていた。本作の撮影は昨年、京都で行われ、21日の公開まで約1年かかった。それだけにキャストも初日を迎えたことが感慨深かったらしく、ショート・カットにジーンズという、ドレッシーな小西にあえて対照的なファションで現れた沢尻は「この1年が長く感じました」と語り、会場に向かって「ほんとうに来てくださってありがとうございます」と頭をさげ、うれしさを表現した。

 また先日、釜山映画祭で韓国でも大人気だった市原隼人は「撮ってから公開までがとても長く感じました。京都の風景がとてもきれいで全部がすてきにマッチしてできた映画です」と語った。市原は年上の女性との純愛を貫こうとする美大生の役を繊細に演じ切る。小西演じる年上の女性と濃厚なラブシーンも本作で注目シーンのひとつだ。少年ぽさが残る市原が大人の男に変身している。

 小西は市原と恋に落ちる8歳年上の精神科医役。「ボロボロな人間臭さも観てほしい」とコメントするほど、小西の役どころは複雑で人間臭い役だ。透明感ある役者たちが演じるボロボロの愛憎劇は一見の価値がある。

 挿入歌に和田アキ子の「あの鐘を鳴らすのはあなた」などを盛り込み、SunSet Swishが歌う「君がいるから」も泣かせる名曲で音楽にも注目だ。

『天使の卵』は東劇ほか全国で公開中
オフィシャルサイトhttp://www.tentama.jp/
(シネマトゥデイ) - 10月23日14時15分更新